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【2026年4月第1週】還付金詐欺が急増|「ATMで返金」はすべて詐欺です

📅 2026年4月5日 🔄 更新:2026年4月25日 🛡️ 詐欺から身を守る 編集部

2026年4月第1週、全国的に還付金詐欺の被害件数が急増しています。
「市役所」「年金事務所」「税務署」「社会保険事務所」「銀行」を名乗る電話が高齢者の固定電話に集中しており、被害額は一件あたり数十万円〜数百万円に達するケースが相次いでいます。

この手口は20年以上前から存在していますが、いまなお被害は減らず、手口は年々巧妙化しています。本記事では2026年4月に確認された最新の手口・被害事例・対策を詳しく解説します。

🚨 絶対に覚えてください:「ATMで還付金・返金の手続きができる」は100%詐欺です。公的機関が電話でATM操作を指示することは絶対にありません。

今週の主な詐欺事例

① 市役所職員を装った電話(72歳女性・被害額130万円)

「○○市役所の保険年金課と申します。令和5年度の国民健康保険の計算に誤りがあり、87,000円の過払いが発生しております。本日14時までに手続きをされないと、今年度分の還付権利が消滅します」という電話が自宅の固定電話にかかってきました。

電話口の「市役所職員」に言われるまま近くのコンビニATMへ。「画面の指示に従って操作してください、私が電話で案内します」と言われ、「振込」の操作を誘導されました。「受取金額を入力してください」と言われたのに実際の画面は「送金額の入力」でした。
その日のうちに130万円が見知らぬ口座に送金。翌日、本物の市役所に電話して詐欺と発覚しました。

🔍 この事例のポイント:「14時まで」という具体的な時間制限で焦りを生み出しています。コンビニATMの店員に相談すれば止められた可能性がありますが、「電話を繋いだまま操作させる」手口で外部への相談を防いでいます。ATMで電話をしながら操作している人を見かけたら、声をかけてあげてください。

② 年金事務所を装った電話(78歳男性・被害額94万円)

「日本年金機構の者ですが、令和4年度の年金支給額に計算ミスがあり、3年分の差額として合計18万6,000円の還付があります。手続きのため、現在ご利用の銀行口座番号と暗証番号を確認させてください」という電話がかかってきました。

「年金に関係することだから」と信じた男性は、口座番号と暗証番号を伝えてしまいました。翌朝、銀行からの利用通知メッセージで94万円の引き出しが確認されました。ATMによる不正出金でした。
カードを失っていないのに引き出されたため、後日調査でATM取引と判明。暗証番号が詐欺師に渡っていたことで、カードのスキミングデータ(別の被害での漏洩)と組み合わせて不正引き出しが行われたと考えられています。

🔍 この事例のポイント:年金機構・銀行・どんな機関でも、電話で暗証番号を聞くことは絶対にありません。「口座番号や暗証番号を教えてください」という言葉が出た瞬間に電話を切りましょう。

③ 銀行員・警察官の「二段階なりすまし」(65歳女性・被害額230万円)

まず「〇〇銀行のコンプライアンス部です。お客様の口座が不正利用されている疑いがあります。安全な口座に資金を移す必要があります」という電話がかかってきました。
続いて「○○警察署の捜査一課です。銀行と連携して調査中です。現金をご自宅に保管してください。後ほど担当者が伺います」という電話が来ました。

「銀行と警察が連携して守ってくれている」と信じた女性は、ATMから現金230万円を引き出して自宅に準備。「警察の担当者」を名乗る人物が「証拠品として一時お預かりします」と言って現金を持ち去りました。
本物の警察に確認して詐欺と発覚。受け取った人物の特徴を元に捜査が開始されましたが、現金の回収は困難な状況です。

🔍 この事例のポイント:銀行員・警察官が連携して「資産を守る」という演出で信頼させる二段階詐欺。警察が現金を「証拠として預かる」ことはありません。「現金を自宅に準備してください」という指示が来たら詐欺です。必ずその電話を切って、本物の銀行や警察の代表番号に電話確認してください。

なぜ還付金詐欺に騙されてしまうのか:心理的メカニズム

メカニズム1:「得をする」期待感が判断力を低下させる

「返金がある」「お金が戻ってくる」という情報は、人の判断力を著しく低下させます。損失への恐怖より得への期待感のほうが強く働くため、「本当かどうか確認しよう」という冷静な思考が薄れてしまいます。

メカニズム2:権威への信頼感(公的機関への無条件の信用)

市役所・年金機構・税務署・警察・銀行は、私たちの日常生活に関わる「信頼できる組織」です。その名前を使われると、反射的に「本物だ」と思い込んでしまう傾向があります。詐欺師はこれを熟知しており、極めて自然な「公務員口調」で話します。

メカニズム3:時間的プレッシャーで熟考を妨げる

「今日の14時まで」「今すぐATMへ」という言葉は、家族や知人に相談する時間を奪います。焦りの中では、普段では気づける「おかしさ」も見えなくなります。詐欺師は「相談する時間」を与えないことを最重要戦術としています。

今すぐできる対策:行動レベルで徹底する

  • 📵 固定電話に「録音機能・迷惑電話防止機能」付き機器を設置する:「この電話は録音されます」というアナウンスだけで詐欺師が電話を切ることが多い
  • 📞 知らない番号は出ない・留守録を活用する:本物の役所なら留守録に要件を残す。折り返す前に必ず家族に相談
  • 🏧 「ATMで返金・還付の手続き」は100%詐欺:ATMに向かうよう言われたら即座に電話を切る。ATMで電話しながら操作しない
  • 🔐 暗証番号は電話・訪問者どちらにも教えない:銀行も役所も警察も、電話で暗証番号を聞くことは絶対にない
  • 💰 現金を自宅で準備するよう言われたら詐欺:どんな理由でも対面で現金を渡さない
  • 👨‍👩‍👧 必ず家族に相談してから行動する:「内緒にして」「急いで」という言葉が出たら詐欺のサイン
  • 📞 かけ直して確認する:電話を切って、本物の役所・銀行の代表番号(調べた番号)に自分でかけ直す

高齢の家族を守るために:家族でできる予防策

  • 📢 「ATMで返金はあり得ない」「電話で暗証番号は教えない」を定期的に話題にする
  • ☎️ 高齢の親の固定電話に自動録音機能・迷惑電話防止機能を設置する
  • 🤝 「怪しい電話が来たらすぐに家族に電話して」と約束しておく
  • 💬 「合言葉」を家族間で決めておく(電話の相手が本物かを確認するため)
  • 🏦 大きなATM操作・振込の前に銀行員に相談するよう伝えておく

被害に遭ってしまったら:すぐに行動する

  1. 🏦 すぐに銀行に連絡し振込先口座の凍結を依頼する:早期ほど被害回収の可能性がある(振込詐欺救済法)
  2. 🚔 警察(#110)に被害届を提出する:振込明細・通話録音・メモなど証拠を保存しておく
  3. 📞 消費生活センター(#188)に相談する:返金・補償について専門的なアドバイスを受けられる
  4. ⚖️ 弁護士に相談する:法テラス(0570-078374)で法的回収の可能性を確認する

被害後に「なぜ気づかなかったのか」と自分を責める方が多くいます。しかし、これは組織的な詐欺グループによる計画的な犯罪です。あなたが騙されたのではなく、あなたを標的にした犯罪が行われたのです。早めに相談することで、少しでも被害を減らせる可能性があります。

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